世界選手権イタリア大会 レースレポート
大会名:UCI Mountain Bike World Champion Ship
開催地:イタリア/Val di Sole
開催日:9月7-11日
天気:晴れ
結果 94位
世界選手権がイタリア北部のヴァルディソーレで開催されました。
今回が自身初の世界選手権になり、ナショナルチームの一員として出場しました。
いつものワールドカップとは違い、コーチ、メカニック、マッサーのバックアップがあり、会場ではジャパンブースが用意されていました。
7日から公式プログラムが始まり、初日にはコースウォークと開会式がありました。
このヴァルディソーレには3年前に出場していましたが、コースは大幅に変更されていました。斜度がキツいテクニカルなシングルトラックが前半から後半まで詰まっていて、スキル、フィジカルともにハードなコースでした。
コースウォーク後、夜には開会式がありました。国ごとに集められ入場し、ワールドカップとは違い世界選手権ならではの雰囲気でした。
翌日からは公式練習が始まりました。天気も良く、数日間雨が降っていなくコースは土煙で前が見えなくなるほどにドライコンディションで日に日に荒れて行きました。3日間、毎日2~3時間の練習時間がありワールドカップよりも余裕を持って練習することができました。バフバフのドライコンディションだった為、MAXXISのセミウェットタイヤ『SHORTY』を選択しブレーキとグリップを重視しました。そして、斜度も急だった為、ハンドル位置も日本より6mm高くしポジションを出しました。
最初の数日はラインを試しながら、無理をせずに走りました。徐々に調子も上がりペースも良くなりましたがコースは荒れよりテクニカルになって行きました。
練習後には、メカニックがバイクを整備し、ホテルではマッサーに体のケアをして頂き良いコンディションで毎日走ることが出来ました。
3日目には、練習後タイムドセッションがありました。世界選手権は予選がなく1本勝負なので、このタイムドセッションが普段の予選の様な形になりました。決勝へ繋げる為ペースを上げましたが、ミスも多く疲労からバタバタしてしまい、中盤でクラッシュしてしまいました。すぐにコースに復帰しましたが、タイムをロスしてしまい54位で終えました。クラッシュはありましたが、調子も良く翌日のレースへの手応えも感じました。
レース当日、朝の練習ではコースの最終チェックをしラインを確認しました。しっかりウォームアップして、集中してレースに挑むことが出来ました。コースはかなり荒れていましたが、守りの走りでは良いタイムは出ないと思ったので攻めの走りを意識しました。前半は少しミスもありましたがまとめる事ができ、得意な中盤でタイムを詰めようと思いましたが木の根に引っかかり大きくクラッシュしてしまいました。バイクも遠くに落ちコース復帰に時間が掛かってしまい、なんとかゴールしましたが大幅にタイムをロスし94位で終えました。調子良く乗れていただけに残念ですが、攻めた結果なので悔いはありませんでした。普段のワールドカップとは違い、年に1度の世界選手権で思い通りな結果にはなりませんでしたがとても良いレースが出来また来年リベンジしたいと思いました。
今シーズンもサポートしてくださるスポンサー様のお陰で多くの海外レースに出場でき、とても成長することができました。来シーズンも世界で活躍できるライダーを目指し頑張っていきたいと思います。
こちらが決勝のクラッシュです。