全日本選手権 レースレポート


第29回全日本マウンテンバイク選手権大会 レースレポート

 

大会名:第29回全日本マウンテンバイク選手権大会

開催地:長野県/富士見パノラマスキー場

開催日:2015 7月15­-16日
天候:雨­晴れ

結果:予選 1位 決勝 1位

全日本選手権が昨年に引き続き2大会連続で長野県の富士見パノラマスキー場で開催されました。ヨーロッパから帰国し、休む間も無く14日から会場入りし準備を始めました。梅雨真っ只中の日本は天気が安定せず、難しいレースになりました。

コースは常設のAコース下部をベースに新設セクションが設定されていました。前半はハイスピード、中盤から後半にかけてシングルトラックというレイアウトでした。15日は5時間の公式練習がありました。朝方に雨が降り、コースはスリッピーなマッドコンディションでした。常設の硬い路面はツルツルで滑りやすく、新設セクションは走る度に荒れ重たいマッドコンディションでタイヤ選択やラインなどとても悩まされました。この日は転がりを重視し硬い路面に合わせセミウェットタイヤの「MAXXIS SHORTY」を選びました。タイムドセッションでは、ペースを上げ翌日のレースを意識した走りをしました。中盤でクラッシュしてしまい13位でしたが、調子も良く手応えも感じました。

16日のレース当日は、朝に雨が降りコースは前日以上に荒れている事が予想されました。コースを走ると予想以上に荒れ、溝も深くなり路面が重たくなっていました。1本走りすぐにタイヤをウェットタイヤの「MAXXIS WETSCREAM」に変更し、試走を再開しました。予想通りコースとの相性も良く難しいコンディションでしたが良い走りができました。予選は、決勝に繋げる為ペースを上げて走りました。落ち着いて、攻め所と守り所をしっかり見極め良いペースで走れ結果は1位。2位とも3秒も差があり決勝に向けて気持ちに余裕もできました。

予選後、天気は晴れ気温も上がりタイヤ選択が悩まされましたが、予選のままウェットタイヤで転がりで多少ロスしてしまうかもしれないが、その分マッドセクションでグリップさせタイムを縮めようと考えました。昨年の全日本選手権では、予選1位通過し決勝では緊張や不安から気持ちが空回りしクラッシュしてしまいました。今回はとてもリラックスでき、適度な緊張感と自信で集中してレースに挑む事ができました。

そして向かえた決勝では、前半大きなミスなくクリアでき中盤から始まるマッドコンディションのシングルトラックに入りました。予想通りシングルトラックは大きな変化は無くマッドコンディションのままでウェットタイヤでグリップさせ走る事ができました。ミスなく手応えのある走りでゴールでき初の全日本選手権で優勝する事ができました。

今シーズンの目標の一つでもあった全日本タイトルが取れて嬉しくホッとしました。ヨーロッパ遠征からとても調子良く、迷いがなく自信を持って走る事ができました。この海外で得た自信が今回の一番の勝因だったかと思います。

サポートして頂いているスポンサー様、応援して頂いている皆様に良い報告ができ嬉しく思っています。そして、全日本チャンピオンが僕の目標ではないので、これからも大変な挑戦になるかと思いますが世界で活躍できるライダーになるので引き続きサポート、応援よろしくお願いします。

 

 

 

 

バイク:MONDRAKER SUMMUM CARBON PRO TEAM

フォーク:FOX 40 FLOAT

タイヤ:MAXXIS WETSCREAM 2.5 (チューブレス)

グリップ:ODI ELITE MOTION LOCK-ON

ヘルメット:OGK KABUTO IXA CUSTOM PAINT

ウェア:FJC

ゴーグル:OAKLEY AIR BRAKE

メカニック:BIKE SHOP 玄武

トレーナー:HELTH & PERFOMNCE FITNESS


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Photo:Hiroyuki Nakagawa